研究成果03

誌上発表

誌上発表2016年(平成28年)

4.

生ワクチンを利用した豚流行性下痢対策の現状と今後の展望

佐藤哲朗
一般財団法人日本生物科学研究所
All about Swine 2016: No.49, 13-21
要旨:豚流行性下痢(Porcine epidemic diarrhea; PED)は、PEDウイルス(PEDV)の経口感染によって引き起こされる水様性下痢および食欲不振を主徴としたウイルス性感染症である。特に7から10日齢以下の幼齢豚における致死率は、50から100%に達する。一方、離乳期以降の豚では、PEDVに対する感受性が低下し、強制的にウイルスを経口投与しても、一過性に下痢を示す、もしくは無症状に経過することもある。

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